Puppy Linux in Libretto

最近 Puppy Linux という名前の Linux を Libretto L2 に入れて遊んだりしています。
Puppy Linux はパッケージサイズわずか100MBの超軽量 Linux で、PC 側が対応していれば USB メモリ等からも起動可能な Linux ディストリビューションです。
超軽量にも関わらず搭載アプリは相当多く、普段の事務処理等に必要なアプリは大抵揃っている気がします。
Web ブラウザ、テキストエディタ、表計算、スケジュール管理にメディアプレーヤー、おまけにちょっとしたゲームもそのパッケージ内に入ってます。
Libretto L2 の 1280×600 という特殊な形状のディスプレイでもこちらのサイトを参考に Xorg の設定ファイルを以下のように編集すると、ディスプレイ全面を使うことができました。

etc/X11/xorg.confを編集.Section "Monior"に次の行を追加.
ModeLine "1280x600" 60.0 1280 1328 1512 1712 600 601 603 625
Section "Device"のDriverオプションを以下のように変更
Driver "vesa"
Section "Screen",Subsection "Display"のModesオプションを以下のように変更
Modes "1280x600"
ちなみに色は16ビットにすること.
また,Xの画面以外のCUI環境でも1280x600にするには./boot/grub/menu.lstのvga=オプションを
vga=0x405
とする.
( スコスコ blog 様より引用 )

Libretto L2 には標準でフロッピーも光学ドライブもついていないので、私の場合はココのサイトで紹介されている PLoP Boot Manager をブート可能な外付けフロッピードライブからマスターブートレコードにインストールし、USB メモリからでも起動できるようにして使えるようにしました。
Puppy Linux を普通の Linux のような形で HDD にインストールして使ってみましたが、USB メモリから起動させるよりも起動・終了にかかる時間が短くなり、いい感じでした。
が、その後 Puppy Linux 付属の GParted を使い Windows 2000 の NTFS 領域を縮小させたり FDISK でパーティション操作をしていたらパーティションの情報が壊れてしまったらしく、HDD 内全消去するはめに…
Puppy Linux ではアップグレード方法は全体のイメージファイルをダウンロードしてまとめてアップグレードするという慣れていない方法だし、標準では CUI での操作ではなく Windows のようなグラフィカルな画面での操作限定のようで、 VIM も入っていないので HDD 内全消去のついでに使い慣れた Vine Linux に乗り換えることにしました。
私は使わなくなりそうだけど、Windows 以外触ったことがないけど Linux に興味があるという人には Puppy Linux は扱いやすくいいかもしれません。
Windows が起動できなくなり、再インストールの前にデータを取り出したい、という場合にも最適な気がします。